YOSANO TEXTILE EXPERIENCE
与謝野に移住して2年、機織りの世界に片足をそっと入れて1年。
テキスタイル制作に機屋さんとのつながり、それは数年前に思い描いていた産地でのライフスタイルそのもの。大江山連峰や阿蘇海という自然に囲まれた暮らし。美味しいお米に野菜、地魚、ジビエ。与謝野に移住して本当によかったと毎日思う。「こんなにも面白くて可能性にあふれる場所があったなんて。知られず、知らされずにいた宝物。独り占めなんてもったいない。水先案内人になって、まずは私の手の届く人たちに知らせよう」。雪解けの頃から思い描いたプログラムを「YOSANO TEXTILE EXPERIENCE」と題して、この夏に実施した。
足元から日本の文化を支える 髙田織物株式会社
今年で創業125周年を迎える。児島の歴史、日本の歴史、そして自社の革新の歴史。事業の「成り立ち」を簡潔にまとめた年表に、専務取締役 髙田尚志さんの語る明快な将来像。過去と現在と未来が三位一体となった機屋、そんな印象を強く受けた。
哲学する機屋 石井織物工場
倉敷の美観地区から車を走らせて、山間の道をしばらく進む。初夏の緑が美しい風景の中にがんど屋根を見つけた。石井織物工場。出迎えてくれた三代目、石井八重藏さんの会話には、織物に対する信念と政治や宗教の思想が混在し、つながっている。
HOLA! KIMONO PROJECT
与謝野アテンド第二弾は、アーティストCecilia Corzo (セシリア コルゾ)さんをお迎えして。
建築家・現代美術アーティストCeciliaとは4年来の付き合い。
京都を拠点に活動し、日本文化に親しみ(日本人よりも勤勉に!)、
茶の湯の稽古に励み(自宅でもLAでもお茶を点てて!)、
和菓子をテーマにした展覧会をひらくなど、「日本の美」への造詣が深い。