大城戸織布×リネンファブリック
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大城戸織布×リネンファブリック
西脇視察で衝撃を受けた「大城戸織布」。日々Facebookに投稿される機場での奮闘に、笑いと勇気をもらっている。OKDチームの創職作品に触れたくて、お盆休みの渋滞をすり抜け「大城戸織布×リネンファブリック」へと向かった。
会場は和歌山市元寺町にオープンした「English Café Marco」。ドアのガラス越しに覗き込むと、大城戸師匠と主催者の岡本香さん、二口製紐の二口卓さん、魚津高広さんがお出迎えしてくれた。二口さんも魚津さんも、西脇訪問のルポをきっかけにFacebookでつながり、記事のフォローをしてくださっている。実際にお会いして「機屋目線で読んで、こういう風に書くのかって、新鮮で面白いよ」と感想を頂戴して泣きそうに。そして二口さんは後日製品のサンプルブックとお手紙というプレゼントまで届けてくれた!
岡本さんと003こと穐原(あきはら)真奈さん、004繊士こと椿原悠至(つばはらゆうじ)さんとランチをしながら丹後産地の紹介へと話は広がる。丹後を我がごととして語るのは恐れ多いけれど、私の大好きな丹後の機屋さんについて熱弁。
そしていよいよ、OKD式布音と対面!創織の山々が広がる空間に、次から次へとお客さまがやって来る。それも、リピーターの方ばかり。
真奈さんに以前購入した生地で仕立てた洋服を見せたり、新しい布にアドバイスをしたり、お手製の差し入れを持って来られるマダムも。作り手とつながって、その人の生み出したものを身にまとう。この幸せな布音のサイクルの中心に、笑顔の真奈さんがいた。ストールを整える姿はスタイリストのようで、自分が創織した布に自信をもって動いている。
それを見つめる椿原さん。入社一ヶ月もたたないけれど、すでに創織した布を携えてきた強者。真奈さんとお客様とのやりとりからも創織のヒントを吸収しようとしていた。私の質問にもどんどん答えてくれる。素材や組織、どこが魅力の生地なのか。「産地を盛り上げるには、自分がその地で価値ある生地を創織していくことが大切」だと考えて、西脇へ。一般企業での営業職、専門学校での学びと遠回りしてしまったと話していたけれど、そんなことは全くないと思う。私もここ与謝野に宿り着くまでいろいろあったけど、どれをなくしても今ここにはいない。彼の目指すものは「誰も作らない、作れない。オリジナル追求型の生地」。織物がもつ可能性に囚われてしまったハタヤーが、ここにも一人。
今回の展示会では大ボス大城戸さんの生地はもちろん、真奈さんの布音を楽しみにしていた。ラメ糸のポンポンが咲いたような生地、和紙を織り込んだ独特の風合いがおもしろい生地、花のパターンと羊毛の収縮が見事にマッチした生地!不織布を織り込んだ生地は残念ながら到着前に完売してしまった。素材の特徴と組織の特性、異素材の組み合わせ、そしてデザイン。OKD式創織にキュートな感性が織り込まれた真奈さんのアプローチに、これからも大注目。
彼らの布音は素材と縮絨と加工が一体となっている。私が購入したのは「立体的に構成されたヘリンボーン」。綿、和紙、羊毛を素材に布の構造でヘリンボーンを表現した迫力のある生地。この冬のアウターになる予定。
もう一枚は「ガラ紡と綿の柔らかい布」。光に透かしたときの陰影が手紡ぎならではのゆらぎのある表情をしていて、とても美しい。裏面は綿の綾織がガーゼのように優しく柔らかい。
あっという間に展示会は終了。
引き続き、夜蝶部(打ち上げ)にまで参加させていただく。日々のブログ運営にも徹底してOKDスタイルが貫かれている裏ネタや、気になる003と004の関係、機屋女子あるあるトークと大盛りあがり。そしてここでも大城戸さんの優しさがとめどない。椿原さんは初めての経つなぎ5600本を上糸下糸もあわせて完璧にやり遂げたらしい。それに対して私が4900本でミラクルなミスを連発したことに「経つなぎは慣れやから大丈夫」とのお言葉。呆れられるかと思ったのに、とっさのフォローに救われる。そしてラストには、8月にお誕生日を迎えた真奈さんと椿原さんにサプライズバースデーケーキが登場。思わず涙する真奈さんにつられて、師匠も本気泣き。そして真奈ちゃんが可愛すぎて、私はますますファンになってしまった。
多種の素材と技法を駆使するOKD式創織に触れて、絹をメインとした長繊維を得意とする丹後織物の静的な美しさを初めて意識した。これは椿原さんとの会話から得た大きな収穫。
たくさんの刺激と勇気と笑いを得た和歌山での1日。皆さま、どうもありがとうございました!次回は与謝野でお待ちしております!
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