今井整経所 静なる技術の移転
取材の間も大きな整経機は静かに経糸を巻き続ける。後から思い返しても、操業音が思い出せず静かな工場という印象。そんなはずはないのに、糸が空中をはしる緊張感とその見た目の美しさ故だろうか。今井さん親子二代の静謐な雰囲気が、そのまま満ちているからかもしれない。
丹後編プロローグ
与謝野の若手織物職人チームが国内各地の機屋を訪れる。それは、一つひとつの機屋の製品から産地の姿を、ひいては現代の日本の織物産業の全容を紐解くということ。その土地固有の気候や風土、歴史が絡み合って育まれた産地。私たちはその豊かな土壌の上で機を織っている。土なしに植物が育たぬように、土地の歩んできた物語なしに今ここに機は存在しないのだから。
「ひらく織」メンバー紹介 #3高岡さん編
トリは「ひらく織」チームのリーダを務める高岡さん。
いつも冗談ばかり言っている、そして一人でツボにはいったりして笑う愉快な機屋さん。
しかし文化や工芸、ものづくり産地への興味と探索力はずば抜けて高い。
「ひらく織」メンバー紹介 #2原田編
「ひらく織」メンバー自己紹介第二弾は、ライター役の原田編。
セコリ荘の宮浦さんがやって来た!
日本の織物産地視察を2013年に開始し、広く深い活動を展開するセコリ荘の宮浦さん。
私たちのプロジェクトでも相談をお願いしている。
5月末にご縁あって町内を案内。丹後の機屋とその周辺を巡った1日。
ラボ始動 東播染工株式会社
道路をまたいでいくつもの建物が並ぶ、西脇市東播地区と呼びたくなる一角。
工場に一歩入ると、整然と稼働する機械の発する音と熱、加工の湿気や匂い、遠近法で描いたような光景の連続に、思わず「ANDREAS GURSKYみたい」と声がでてしまう。アジアのどこかの工場のような圧巻の規模だった。
新しい風 tamaki niime
率いる玉木新雌(たまきにいめ)氏は今年39歳。びっくりした。
30代にしてこれだけの環境を形作っている、実現している。
どれほどの情熱と努力を注いできたのだろうか。
攻めの産元 島田製織株式会社
何千ものハンガーサンプルがぎっしりと並べられた会議室。取材した代表取締役の嶋田幸直さんと企画営業の宮田豊通さんは、お二人ともざっくばらんと話しやすいお方。それもそのはず。産元商社とは、全工程に関わる人としゃべって繋いで回して、コミュニケーションを軸に播州織りを生み出す存在なのだ。
播州織の立役者 加美サイジング株式会社
西脇市のお隣、多可町加美区。 工場に足を踏み入れた瞬間、現場の緊張感とスピードで寝ぼけた頭にロケットスタートがかかった。 工場に足を踏み入れた瞬間、現場の緊張感とスピードで寝ぼけた頭にロケットスタートがかかった。
工場に足を踏み入れた瞬間、現場の緊張感とスピードで寝ぼけた頭にロケットスタートがかかった。
工場に足を踏み入れた瞬間、現場の緊張感とスピードで寝ぼけた頭にロケットスタートがかかった。
押忍!OKD式 大城戸織布
出迎えてくれたのは穐原(あきはら)真奈さん。伊丹で働いていたときにd&department大阪(南堀江)店にて開催されていたテキスタイルマルシェで大城戸さんの布と出会い、衝撃を受ける。ご実家が機屋だったこともあり、「生地をつくる仕事がしたい」と退職しUターンした後、暫くしてから播州織組合を訪ねた。そこでまた偶然の大城戸さんとの出会い。